ositina’s blog

海外での不妊、妊娠、育児などディープなハナシ

【メリット】海外で無痛分娩【デメリット】

無痛分娩にするかかなり迷った、おっしーです。

 

実際に無痛分娩をして、わたしの感じたメリットデメリットをリストアップしました。


※出産の様子は今後載せる予定です。

 

この国では、ほとんどの人が無痛分娩で出産します。なので当然のごとく無痛分娩を選びました。


かなり情報収集をして出産に挑みましたが、無痛とはその名だけ、激痛でした。

ネットでは、『何の痛みもなく余裕でした』とか、『冷静に談笑しながら、出産を迎えることができました』とか、、そんな素敵なお産と全く違っていて、聞いてないよー!の連続。


病院について子宮口を見てもらうと3cm。その30分後には5cm、と初めは順調でした。

無痛分娩のカテーテルを通し、液を入れた途端痛みがすぅっと消えていき、これなら楽勝!と、見聞きしていた情報と同じだったので、余裕ぶっこいてました。しかしそこから子宮口が全く開かなくなり、、。


助産師さんが3度目のチェックを終え、何時間も経って、6cmからずっと変わってないと言われたあたりで、異変が起きました。

 

陣痛がどんどん激しくなり、尋常ではない痛みで、胃の中には何もないのに吐くし、夫のさすり手や励まし声ですら大変に迷惑で(笑)。

今でこそ笑って語れますが、その時はほんとうに必死で、夫には「恐ろしかった、白目をむいていた」と後から言われました。


子宮口6cmから出産まで13時間。


無痛分娩なので、何も食べれないし水も飲めない、しかも吐く。ものすごい汗の量で、人間は水分を取らなくてもこんなに汗がでるのね、とその時は陣痛と陣痛の間にそう思ったけど、今考えてみれば点滴を打っていたので、水分は摂れていたんですけどね。

痛くて声も出ない、数ミリ動くだけでも辛い、誰にも声をかけられたくないし、何か聞かれても上の空。

 

最後の4時間ぐらいは、ソフロロジーとやらの呼吸法が辛すぎて、逆に『叫び声をあげて気を散らす』という技を自分は覚えたらしく、白目を剥きながら雄叫びをあげていたようです(夫談)。

 

無痛分娩のデメリット

・陣痛を弱らせて子宮口が開きにくくなる

・陣痛促進剤で陣痛が自然分娩よりも痛い可能性

・感覚がないのでいきみづらい

・カテーテルが入ってるので動けない、トイレ行けない、用意してきたグッズが使えない


無痛分娩のメリット

会陰切開や裁縫、分娩は全く痛みを感じない

・初産で出産を挑むときの気持ちが楽

・出産の途中で帝王切開になった場合

・麻酔と促進剤の量によっては、素敵なお産ができるかも!

 

結論

わたしの場合、子宮口が開かなくて促進剤を大量に投入したっぽいので(医師は言なかったけど確信)、陣痛が本当に激痛でした。最初から医師と話し合えたら、麻酔の量を少しにして貰えたら良かったです。

 

あと、自分のリズムに合わせてくれる、良心的なところなら、無痛分娩は最高ではないだろうか!?と思いました。

 

※欧州のパブリック病院で出産のママは、医療従事者の時間割が最優先され、何としても産まそうとするかもしれんない、ということも念の為に頭に入れておいてください。流れ作業的になっているので、親身になってはくれません。

わたしは、その晩に産むママが確か五人いて、その中でも最後になり、本当はもっとゆっくり産みたかったのに、全力で踏ん張れ、やる気がないのかとスパルタでした。(膣の中が切れていた感じしました。)

 

自分のリズムに合わせてくれる、良心的なところなら、無痛分娩は最高ではないだろうか!?と思います。病院選びは重要ですね。

 

したがって無痛分娩をうまく使うのが一番良いと、いうのが今回の感想です。

 

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特に初産の方は、出産が楽しみという方であっても、やっぱりナーバスだと思います。無痛分娩は、その心理的負担を軽くできるでしょう。