ositina’s blog

海外での不妊、妊娠、育児などディープなハナシ

【黄色ブドウ球菌】乳腺炎について

出産という名の戦後、会陰の痛み、乳頭トラブル、はたまた痔、などいろいろな痛みや辛さを経験してきたママさん、ラスボスが乳腺炎です。トップクラスで痛いし、辛いし、危険で、もう精神肉体共にボロボロなのに、これはなんの冗談かと思うでしょう。


そして、どう対処したらいいのかわからないのに、時間とともにおっぱいの様子がどんどん悪化するので、プチパニックにおちいります。夜から重くなったとか、休日になったとか、新生児をワンオペとかだったら絶対無理ゲー。


わたしが乳腺炎になりかけた時は、コロナ自粛時で夫が家にいたので、せめて赤ちゃん見てくれるし、かなり助かりました。もしワンオペだったらと思うと、想像するだけで背筋が凍ります。


とはいえ、『乳腺炎』なんて妊娠して出産しても、聞いたことなかった単語です。

では乳腺炎とはなんでしょうか?


乳腺炎とは?

産後一ヶ月くらい、主に初産で、乳管が通ってない(細い)ママや赤ちゃんの飲む力が弱い時になります。

 

感染がある場合、無い場合と2種類あります。


非感染の場合:

母乳が溜まっている状態。

時間が経つにつれどんどん溜まるので、乳房は石のようにボコボコし出して、熱さを感じ、押すと痛いです。それを赤ちゃんに吸われると激痛。

この状態でいると感染する可能性があるので、即座に治療しておきましょう。


感染した場合:

悪化すると、インフルエンザのように悪寒や熱、ひどい時は嘔吐する場合も。乳房ははっきりと赤く腫れて激痛。黄色い膿の母乳が出ます。

とても危険な状態です。

El organismo infectante más común es la bacteria Staphylococcus aureus[12]​ y la ruta más probable de atracción del organismo a los senos maternos es la nariz y los dedos del bebé.[13]

Mastitis - Wikipedia, la enciclopedia libre

“主な感染源は、黄色ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus)で、感染のルートは赤ちゃん鼻か指である。”

 

予防法


・赤ちゃんに浅飲みさせない

ラッチオンをしっかりさせてから、母乳を飲ませる。浅飲みになったら何回も外してやり直しましょう。


・睡眠を確保して、体調を整えておく。

体のコンディションを良い状態にすることが、免疫力低下を防ぎます。旦那さんなど、誰かに少しの間だけ赤ちゃんを見てもらったりして、しっかり休息を取るようにしましょう。夜寝れなかったら、昼寝活用です。寝るが勝ち!

Un estudio ha concluido que el mejoramiento y control del estrés y la fatiga tiene importancia en la prevención de la mastitis.[14]​

Mastitis - Wikipedia, la enciclopedia libre

“ある研究では、ストレスと疲労のコントロールをすることによって、乳腺炎の感染予防に繋がることに結論づけた。”

 

※特に重度の陥没乳首のママは、乳腺炎になりやすいので気をつけてください。

 

治療法


・清潔に保つ

母乳パットが濡れたり、匂いがした場合はすぐに変えましょう。わたしは最初は使い捨てでしたが、すごく量を使うので、洗濯できる布製のほうが合ってました。

 

・母乳を出す

症状が出たら24時間以内に、搾乳機や、手動、赤ちゃんに吸わせるなどして、とにかく母乳を出しきりましょう。

 

わたしは色々試してみて、赤ちゃんに吸ってもらうのが一番効果的でした。吸引力が違います。

 

正し、ものすごく激痛で、覚悟が要ります。でも、赤ちゃんに吸わせるしか無いとわかっているので、いつも授乳のたびに最初のペンギンが海に飛び込む気持ちでした。


・よく寝る

予防でもありましたが、治療にも睡眠は大事です。


・冷やす or 温める

助言者によって冷やせとか、温めろとか、一体どっちか分からないですよね。

授乳直前に濡らしたハンドタオルをチンして、乳房を温めます。わたしは授乳中に固い部分を少しマッサージしました。そのほかはずっと冷やす、が良いです。


キャベツ湿布

助産婦さんに勧められて、冷蔵庫で冷やしたもの付けてました。最初に当てた時はかなりヒヤッとするけど、すごく冷たくないし、形もブラみたいで付けやすかったです。火照りと痛みに効きました。

 

この方法が、日本のあるサイトでは危険と謳ってますが、外国(英語、スペイン語圏)のサイトには特にそういうデータは載ってません。

A 2015 study suggests that applying chilled cabbage leaves to swollen breasts provides a similar amount of pain relief as a hot compress.

Using Cabbage Leaves for Weaning, Mastitis, Engorgement, More

“2015年の研究では、痛みのある乳房に冷えたキャベツの葉を当てることは、温湿布と同程度の痛みの緩和を促します。”

 

・漢方や市販の錠剤

わたしは助産婦さんの助言で『LACTANZA』という錠剤を服用しました。規定量の半分ですが、朝晩飲むのを晩だけ。乳腺炎なりかけの状態は、サプリを飲んでからニ日後に完治しました。

 

これは、近年に発売され始め、最近になって脚光を浴びているサプリです。ラクトバチルス乳酸菌プロバイオティクスで(なんのこっちゃ)、要するに、生きた菌がおっぱい環境にいいですよ〜って話。

 

日本では、乳腺炎、母乳用の使用目的で発売されてません。ヨーグルトとかで摂れたらいいんですけどね。

 

・抗生物質や解熱剤、抗炎症剤等

 

・病院で切開し膿を出してもらう

 

まとめ。

乳腺炎は、出産一ヶ月後、特に初産のママがなる可能性が高いので、普段から気おつけておきましょう。

清潔と睡眠を心がけて、おっぱいに異常や腫れや熱さを感じたら、病院へいつでも電話できるようにしておきましょう。